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群言堂日記-15根っこの神様

群言堂の本社裏には、「根っこの神様」という神様が祀られています。

群言堂本社の裏の山に生えている、大きな木。その根本は土が半分崩れて根がむき出しになっています。

むかし、土砂崩れが起きたのか。もし、ひ弱な根の木だったらとうに倒れてしまっているであろう環境でもしっかりと持ちこたえたのは、これだけ立派な根が張っていたからだということが見て取れます。

実はこの「根っこの神様」、登美さんが祠を再建したのだそう。そして、群言堂の新年はこの神様をお参りすることからはじまるそうです。

 

−困難が立ちはだかった時に持ちこたえられるかどうかは、しっかりと根を張った暮らしをしているかにかかっている。

 

この木の姿が、そんな想いに重なるように感じて、一度は忘れ去られてしまった祠を立て直し、大切にお参りするようになったのだと言います。

 

もしこの木の存在に気づかなかったら、ただの木だと思ってしまっていたら、ただそれだけの存在。しかし、「根のある暮らし」を大切にしているからこそ、そこに価値を感じたのだと思います。

 

よく登美さんは、「自分は人が見向きもしないものに価値を見出す」と言います。

まさに、こんな「偶然」や「ご縁」もそれに気づくのも、その人の心次第。

なんてことのない日常の中に大切なものを見出せる気持ちこそが、豊かな暮らしの根本にあることを教えてくれます。

 

 

 

 

編集部ゆうな

絵を描くこと、ものづくりが好きで高校からデザインを学んで某美大へ。卒業後は企画を学びに代理店に就職。 プランナーという名の何でも屋だったので、マンガ連載や似顔絵作成など、まったく関係ない能力が色々と身につく。ライターとしては勉強中。 今より約10kg以上も太っていた過去が…! 自力で食の勉強をするうちに大の料理好きに。今は痩せた幸せと玄米を噛みしめている。 料理好きが高じて最近では釣りや陶芸、包丁も柳刃や出刃まで揃えて自分で研いだりしているが、「女子力っていうか、凝り性なおじさんに近いよね」という友人の指摘は概ね間違ってはいないと思う。