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FOOD
食のコト 2017.9.22

糖質制限ダイエットはカラダが老ける!?
人間の主食が穀物“米・玄米・小麦”なワケ

気づきはじめた糖質制限への危険性

一大ブームを巻き起こした「糖質制限ダイエット」。その熱狂的ブームも一段落し、今度はあらゆる角度から「糖質制限」への検証がおこなわれています。

糖質制限によって脳やカラダに必要なエネルギー源を不足させ続けたことにより、筋力・体温の低下、生理不順、便秘や肌荒れ、頭痛、集中力低下、めまい、骨粗しょう症などの危険性が増したという結果も出ています。

やはり、糖質を極端に制限し、安易に糖質や炭水化物を悪者扱いしたダイエット法は、危険だったということになるでしょう。

肉ならいくら食べても大丈夫という間違い

「糖質制限ダイエット」では、米やパンなどの主食を抜いた分のエネルギーを補うため、肉などの「たんぱく質」「脂質」の摂取割合を増やします。“肉ならいくら食べてもいい”なんていう説もありますが、この認識が大いに問題なのです。

まず、たんぱく質の摂取量が極端に増えると、体内で発生したアンモニアを解毒・代謝するために肝臓がフル回転で働くことになり、その負担も増大します。また、脂質の摂取量が極端に増えれば、脂肪が蓄積してしまい、体重は減っても体脂肪率は上がってしまう場合もあります。

糖質制限で血液が酸化して老ける!

さらに、糖質を極端に制限すると、血液にも悪影響が及びます。健康のためには、血液は弱アルカリ性に保たれていなければなりません。しかし、過度な糖質制限をすると血液が酸性に傾いてしまいます。

すると血液は元の弱アルカリ性の状態に戻そうと、骨や筋肉からミネラルを持ち出してしまい、その結果、骨量や筋肉量が減るリスクにつながるのです。また、血液の酸性は、酸化であり、酸化=老化の原因にもなります。

人間の歯は【穀物を食べる構造】になっている

人間の歯は、穀物を食べやすいようにつくられているということをご存知ですか?

肉食動物や草食動物の歯の構造と比べてみれば、そのことがよりよくわかります。肉食動物は肉を噛みちぎるだめに尖った「犬歯」が発達していて、草食動物はくさや穀物を噛み切る包丁のような「門歯」と、穀物を臼のようにすりつぶす平たい「臼歯」が大きく発達しています。

そして人間はといえば、穀物や野菜、肉などを食べる雑食の生き物ですよね。その人間の歯の割合を調べてみると・・・・・

  • 穀物をすりつぶす「臼歯」/62.5%
  • 植物(野菜等)を噛み切る「門歯」/25%
  • 肉を噛みちぎる「犬歯」/12.5%

穀物をすりつぶす「臼歯」の割合が6割以上という構造です。つまり、人間の歯は“穀物をすりつぶすのに適した構造”だということになるのです。

消化酵素の分泌量からもわかる!

歯の構造だけでなく消化酵素の分泌量を見ても、そのことがよくわかります。食べ物は、口の中に入ると唾液と混ざって胃などの消化器官に送られます。その際、消化酵素の働きでカラダに吸収されやすい形に分解されます。

さまざまな種類の消化酵素が分泌されるのですが、人間の場合は穀物に多い炭水化物を分解する「アミラーゼ」という酵素の活性が高いことがわかっています。

つまり、生き物のカラダの構造やしくみは、その動物が主に食べる物に合わせてできているため、その割合で食べることが一番健康に良いということになるのです。人間の主食が米や玄米、小麦などの穀物なワケは、カラダの構造から考えても明らかだと言えるでしょう。

栄養素のメインはやはり炭水化物と脂質

なかには「大昔の祖先は肉ばかり食べていた」と言う人がいます。しかし狩猟はそう簡単なものではありません。ましてや銃のない時代なんてなおさらだと思います。

大昔の人たちは、木の実などの採集や、植物の根っこなどをメインに食べていたことが学術的研究からもわかっています。それらの主な栄養素は糖質・炭水化物であり、その後も少なくとも1000年は穀物メインの時代が続いています。そのことを考えると、極端な糖質制限はリスクが大きいという話につながるのは自然なことなのです。

パティーナ編集部

次世代に残したい持続可能なモノ・ヒト・コトを模索する情報サイト「Patina」です。今と昔をむすぶ橋渡しになりたいの♪・・とココロをフルオープンにしてお届け。よろしくお願いいたしますm(_ _)m